小ネタ
精神防御の訓練
ヒャクメが過去を見るのを防ぐ。(もちろんヒャクメの力を少し落として)
「横島さん、もう少しまじめにやるのね。これじゃ一般人並なのねー」
「そ、そんなこと言ってもさっきまでの小竜姫様との稽古でもう霊力なんか残ってないぞ」
ヒャクメは困ったような表情をしていたが、何かを思いついたような顔をした後ににたっと笑ったために横島はちょっと腰を引く。
「仕方ないのね。うーん、あ、横島さんの初恋はこの子ね。へー夏子ちゃんか。結構かわいい子なのねー」
「おいちょっと待て、いったい何を見てんだ何を」
「もちろん横島さんの過去よ。見られたくなかったらしっかり防御するのねー。あらスカートめくりなんかしてるのね。横島さんの女の子好きはこのころからなのねー。でも好きな子にはしないなんてこのころは純情だったのねー」
「いい加減に読むんじゃない」
横島は何とかヒャクメが話すのを止めようとした所、がしっと腕をつかまれる。
「横島、これは訓練なんだ。こういった精神煮た知る防御は必須だぞ」
「そうです、しっかり防御を覚えなければいけませんよ」
横島の動きを封じてまじめそうに話すがワルキューレと少竜姫の顔はにやけている。
「うそだ、絶対に楽しんでるだろ」
「やれやれ心外だな。人がせっかく心を鬼にしてるというのに」
「あなたのためを思ってのことですよ。ヒャクメ続けてください。」
「わかったのねー。親友と初恋の子との光景を見て何も言わずに去っていく。珍しく男らしいのねー。今じゃ考えられないのねー」
「ヒャクメそれ以上人の過去をばらさないでくれ」
「あら、いい気に霊力が上がって見づらくなったわね。でもちゃんと防御に回してないからまだまだ見えるのねー。横島さんが最後におねしょをしたのは・・・」
「た、たのむからやめてくれー」
横島の叫びはむなしく妙神山に響き割ったた。
横島の精神防御はこの後人間としてはトップクラスになったものの、横島の恥ずかしい秘密がすべて暴露されてしまった後のことである。
(あとがき)
今回のようにSSにしても短すぎるものを載せていくのを短編ではなく小ネタとしておきます。
霊的防御は春夏秋冬という作品で使う予定だったネタです。
もしかしたら、他の作品のネタにするかも。
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